袋詰めやボトル詰めの小分け作業は、作業者によって計量スピードに大きな差が出ます。また常に秤とにらめっこをしながら、精度よく詰めていく必要があるため、大変ストレスのかかる作業です。”自動機では量が多すぎる”でも”手作業では数が多いと大変”ということで「ちょうどいい充填機」を作りました。
袋詰めやボトルへの小分け充填作業は、作業者のレベルによって必ず差が出ます。近年特に人が集まらないといわれている状況の中で、作業者の若返りを図るのは、さらに難しくなってきています。それじゃあどうすればいいのか、その解決策は・・・ズバリ「機械導入による作業の均質化」です。
食品工場でよくみられる光景ですが、粉粒体原料の計量・充填作業は、熟練工さんであれば、人手作業でもかなりのスピードでパッキングされていると思います。しかし、そこが欠点でもあります。従来の作業者頼みの作業は非常に不安定で、根本的な作業効率の改善は図れません。
特に、作業者の高齢化や新たな人員確保が難しくなってきている現在では、「誰でも、簡単に、同じように」充填作業ができること、つまり「作業の均質化」が非常に重要なキーになってきます。
カップをスライドして充填量を決めたら、ボタン(フットスイッチ)を押すだけの簡単操作。 作業者に左右されることなく、誰でも同じ速度で安定した袋詰め(瓶詰め)作業ができます。
充填速度はカップの回転時間で設定します。上向き充填、下向き排出、各時間を設定します。 充填量と原料の流れによって、タクトは変動しますが、最大20shot/分程度の処理が可能です。
充填量の微調整や変更は、カップをスライドして調整します。秤を使った計量ではなく、容量式ですが、精度は約±2gの許容値程度(原料による)に収まるのが通常範囲です。
包装機との連動やコンベアライン上に組込み設置することも可能です。 小容量、多連型など、設置環境に合わせた専用機としての設計にも対応しています。
充填量で2タイプ、使用方法によって、制御盤一体型と別置きタイプを選択することができます。
カップ/100cc用,1000cc用本体共通、ドラム(カップ)各専用
カップ/1000cc用,2500cc用本体共通、ドラム(カップ)各専用
(スパイス)
作業者で上がりの本数が異なるのと、数人がかりになる作業が課題でした。容量替えが頻繁にあると工夫が必要ですが、誰がやっても一定数上がるようになったのは成功かと思います。
(コーヒー粉)
これまで定期的にくるセール前の袋詰は、人手を要し大変でした。リフターとの組合せは、必要な時に場所を移動して使えて狭いスペースには有難いです。一人作業で賄えるようになりました。
(消臭剤)
包装ラインへの組込みで採用しました。包装機のスピードに合わせて速さと精度が要求されるのですが、本機は能力、精度、サイズ感もちょうどよくマッチして、理想のラインが出来ています。
(洗剤)
以前は全て手作業で詰めておりましたが、装置導入後は作業効率が格段が上がり、当初の1/3の人員でまかなえる様になりました。全体の生産量の底上げに成功しています。
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